2010年5月25日火曜日

読書日記

当該サイトの投稿率低下と思いつきとキャライメージから読書日記、
のようなものを書いてみる。
団の活動には一切関係しない。

「1Q84」

というわけで、1Q84について。
村上春樹の長編作品であり、3巻構成。本屋対象にノミネートもされるなど、
爆発的な人気を誇った。

物語は、村上春樹らしく、並立制で進んでいく。
(別々の主人公が交互に異なるストーリーを進める。)
1つの主人公は川奈天吾。ごく普通の予備校教師。かたわらで小説家でもある。
そんな彼は知り合いの編集者に頼まれて、「空気さなぎ」という小説のゴーストライターを
勤めていくこととなる。

もう1つの主人公は青豆雅美。スポーツジムのインストラクター兼殺し屋。
ひょんなことから首都高速の非常階段を下り、1Q84年に巻き込まれていく。

2人は小学校の頃、同級生であり、この2人を巡って物語は進む。



この作品を読んでの感想は、
とても読みやすい。そして面白い。
でも、村上春樹らしからぬ作品。というところ。
ストーリーはかなり読みやすく、伏線も多いので面白いのだが、
エンディングが予想以上にあっさりしている。過去の作品にあったような
不思議さ、意味のわからなさが少ない。

反面、読みやすいということでもあるので、誰でも手軽に読めるのかもしれない。
ただ、一言一句全て読んでいくと、理解しにくい、疲れる、といった点があるので、
1度ざっと読み流してみるのがいいかもしれない。

また、余裕があれば、カフカ、ねじまき鳥、羊男などを読んでから読むと
さらに楽しめる。と思う。

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